妊娠中にできる太もも痩せってあるの?おすすめの運動とは

妊娠中は足のむくみで悩むことも多いものです。また、運動不足になることから足が太くなるのを気にする方もいるでしょう。とはいっても、赤ちゃんのためにも無理な運動をするわけにはいきません。しかし、だらだらと過ごして体重が増えすぎてしまっても困りますね。

妊娠中でもできる運動はないのでしょうか。太もも痩せに効果的なものをご紹介します。

妊娠中はなぜ足がむくむのか?

妊娠中に足がむくみやすくなるのは女性ホルモンが大きく関わります。

妊娠中はそのバランスが変わることにより水分の吸収率が上がって体に水分が溜まりやすくなるのです。また、胎盤から胎児へと栄養を送り届けるため、血液中の水分量も増えます。

血液が薄まることでむくむと言われています。全体の30%の妊婦がむくみを感じるとの統計もありますが、生理的なものがほとんどで問題はありません。しかし、妊娠後期のむくみの原因は妊娠高血圧症候群である場合もあり注意が必要です。

むくみの他に急激な体重増加や高血圧などが気になる場合は病院で相談してみましょう。

妊娠中に太もも痩せってやる必要ある?

太もも痩せやむくみ解消はそもそも妊娠中に気にする必要があるのでしょうか。妊娠中は運動量も落ち、普段通りには動けなくなるため筋肉量も落ちてしまいます。出産という大仕事をやり遂げるためにも適度な筋力は維持しなければなりません。

また、過度な体重増加は妊娠中毒症の危険もあるため負担のない範囲で運動や体重管理は必要です。安定期に入り、体調もいい状態で無理のない範囲で運動をしましょう。

くれぐれも赤ちゃん第一で気を付けて行いましょう。

足痩せにはふくらはぎの筋トレが効果的

妊娠中でもできる筋トレをご紹介します。太もも痩せにも効果が期待できるので体調に気を付けて行いましょう。ふくらはぎは血液を心臓に戻すポンプ機能もある大切なところです。ふくらはぎの筋トレは筋肉の維持やむくみの解消にも役立ち、代謝を上げる効果も期待でき、ダイエットにおすすめです。

1.壁や椅子などに両手でつかまりいい姿勢をキープします。2.息をゆっくり吐きながらつま先立ちになりぎりぎりまでかかとを上げます。ゆっくり上げるのがポイントです。3.息をゆっくり吸いながらかかとを戻していきましょう。

4.30回を目安に行います。

他にも足痩せに効果的なエクササイズをご紹介します。・ふくらはぎエクササイズ1.肩幅に足を開き背筋は伸ばして立ち、両手はおなかに当てそっと支えるようにします。2.ゆっくり膝を曲げながら腰を落とします。姿勢が不安定になるので無理のない範囲で行いましょう。

3.膝が90度曲がる程度まで腰を落としたら両かかとを上げます。こちらも無理をして90度まで曲げなくて構いませんので、安全に十分注意しましょう。4.かかとを上げておなかを両手で支えながら5秒キープします。

5.20回を目安に自分のペースで行います。・太ももエクササイズ1.浅めに姿勢よく椅子に座り、両ひざの間にクッションをはさみます。2.クッションを落とさないよう両足に力を入れます。力を込めずに落ちない程度で15秒キープします。

3.力を抜いて休憩を10秒はさんで10回繰り返します。4.慣れてきたらクッションを15秒はさんでいる間に数秒ごとにクッションを潰すよう力を入れて筋肉に刺激を与えます。おなかが張ってしまっては大変ですから力は軽くで構いませんので、気を付けて行います。

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ストレッチで体のゆがみやむくみをとろう

筋トレの他にストレッチも効果的な方法です。リラックスした状態で行いましょう。おなかが大きくなってくると腰や骨盤が歪んできてしまいます。腰痛などにもつながるのでストレッチで正しく戻しましょう。1.両足の膝とかかとを離さないように体育座りをしたら手を後ろにつきます。

2.膝を付けたまま左右に振ります。床につくまで倒さなくて大丈夫です。おなかに無理のないようにしましょう。3.左右3セット行います。足首をストレッチすることでむくみの解消に役立ちます。足の裏の筋肉やふくらはぎを意識して行いましょう。

1.椅子に座り息を吸いながら両かかとを上げます。2.息を吐きながら右かかとを下ろします。3.息を吸いながら右かかとを上げます。4.息を吐きながら左かかとを下ろします。5.息を吸いながら左かかとを上げます。

片方ずつかかとの上げ下げを繰り返しましょう。

水中ウォーキングは妊娠中でもおすすめのトレーニング

妊娠中におすすめの運動に水中ウォーキングがあります。水の中は浮力によりおなかへの負担が少なく、水の抵抗で脂肪燃焼も地上で行うより10倍以上の効果があるとされています。また、水圧がむくみの解消にもつながるため妊娠中におすすめなのです。

水中をゆっくり歩くことでおしりと内ももが鍛えられ、太もも痩せに繋がります。

自分のペースで行い水分補給をこまめに行いましょう。1.水温に慣れるまで肩までゆっくり浸かりましょう。温水プールがおすすめです。2.慣れたらゆっくり歩き始めます。かかとから着地し足の裏全体を床につけるようにします。

3.歩幅は普段通りで20分を目安にゆっくり歩きます。4.慣れたら歩幅を広くしたり、後ろ歩きも効果的です。後ろ歩きの場合はつま先から着地します。

運動ができないときは足湯をしよう

運動は禁止と病院で言われている妊婦さんや、安静が必要な時期の妊婦さんにおすすめのむくみの解消法は足湯です。手軽にできる上に足痩せにも効果的です。冷えを解消することで血流をよくして代謝を上げていきます。1.両足が入る洗面器を用意し、足首まで浸かるように42度のお湯を入れます。

2.アロマオイルでリラックス効果を高めるのもおすすめです。妊娠中は避けたほうがいいオイルもあるので注意しましょう。3.冷めないように足し湯をしながら10分浸かります。4.白湯を飲みながら足湯をするとダイエット効果が高まります。

5.終わったらしっかりと足を拭いて熱を逃がさないように靴下を履いて温かさをキープしましょう。

妊娠中に避けたほうがいいこと

体重管理やむくみの解消など適度な運動は必要ですが、妊娠中にしてはいけないものもあるので注意しなければなりません。マッサージ子宮を刺激してしまうツボもあるので素人判断で行うのは止めましょう。足痩せに効くツボも子宮を刺激してしまうツボの近くにあるため気をつけなければなりません。

また、サプリはいろいろな種類がありますが、妊婦には悪影響のものもあるため使用は止めたほうがいいでしょう。妊娠中は皮膚も敏感になっています。思わぬ肌トラブルを引き起こしかねないのでマッサージオイルは使う前に成分をきちんと確認しましょう。